「AO入試は、ボランティアしてない人は合格できないの?」
このように不安を感じておられるかもしれませんが、全く心配はいりません。
部活動や委員会など今まで取り組んできた活動を、志望校のアドミッションポリシーに合わせてアピールできれば十分です。
この記事では、ボランティアしてない場合でもAO入試に合格できる方法を紹介しています。
ボランティア活動無しで阪大にAO入学した私が、しっかりとポイントをお伝えするので、ぜひご覧下さい。
AO入試はボランティアしてない場合でも大丈夫!
AO入試を受験するにあたっては、ボランティア活動をしていなくても全然問題ありません。
むしろ目的が曖昧なままボランティア活動を始めてしまうと、面接でデメリットに働くこともあり得ます。
その理由を解説していきます。
短期のボランティア活動は評価されにくい
まず、短期のボランティア活動は評価されにくいことが挙げられます。
なぜなら、短期のボランティア活動では目立った実績を作ることは難しいですし、参加することが目的になってしまいがちだからです。
高評価を受けるものは、1年以上といった長期での活動実績や高い専門性が必要な活動であり、短期のボランティア活動ではあまり差別化にならないことを知っておいてください。
受験のためのボランティア活動は面接官に見透かされる
受験のためのボランティア活動は面接官に見透かされてしまうことも、理由の1つです。
高校生を見ていると、ボランティア活動の目的が「AO入試のため」になっているケースが多いです。
それではボランティア活動に自分の熱意を乗せることは難しいでしょう。
ですので、いくら取り繕っても「受験のためにボランティア活動を始めた」ことは簡単に見透かされてしまいます。
ボランティア活動を「自分の夢・目標のためのステップ」として活用する分には良いと思いますが、「AO入試合格のための材料」として活用するつもりなら、今から始めるのはおすすめしません。
大学によって評価基準が異なる
最後に、大学によって評価基準が異なるため、ボランティア活動が必ずしもアピールにはならないことが挙げられます。
AO入試では各校ごとに「アドミッションポリシー」と呼ばれる、入学者の受け入れ方針が公表されています。
これはかなり重要で、アドミッションポリシーに合致する人物かどうかで合否が分かれると言っても過言ではありません。
ですので、アドミッションポリシーに合致するようなボランティア活動でない限り、評価される可能性は低いでしょう。
AO入試のために今からボランティア活動をするべき?
それでもAO入試合格のために、今からボランティア活動をするべきか、迷っておられるかもしれません。
私の考えでは、「受験のためにボランティア活動を始めるなら止めておくべき」です。
先ほどの内容と重複しますが、AO入試の面接ではアピールした活動について、かなり詳しく質問されるため、熱意がないとその深掘りに耐えられないからです。
逆に言うと、本当に熱意を持って取り組んだ部活動や委員会活動など、自分の想いを伝えられる活動があれば十分戦えます。
私もボランティアの経験はゼロでしたし、同じくAO入試で入学した友人もボランティアをしていませんでした。
ですので、これまでボランティアしていないからと言って、心配することはないでしょう。
ボランティア活動を始めるよりも大事なこと
ここからは、ボランティア活動を始めるよりも大事なことについてお伝えしていきます。
それは「今までで一番頑張った活動の深掘り、言語化」です。
少し余談なのですが、実は私がAO入試を受けた時の面接官が、大学2年生の時に所属していたゼミの教授だったんです。笑
せっかくだったので、AO入試でチェックしていたところを聞いてみると、「①活動にかけてきた熱意と②大学で何がやりたいか」だとおっしゃっていました。
これから詳しく解説していきます。
活動にかけてきた熱意を言語化
まず、面接では活動にかけてきた熱意を問われます。
活動の詳細はもちろん、どのような想いを持って取り組んできたのかや、活動に関連する社会問題について意見を求められることもあります。
あらかじめ活動内容を整理しておかないと太刀打ちできないので、ノートに書き出すなどして整理しておきましょう。
ちなみに、私が実際に質問された内容はこんな感じです。
・1分間ぐらいでその活動について教えて。
・なぜその活動を始めたのか?
・どんな想いを持ってその活動に取り組んできたのか?
・途中で大変だったことや苦労したことは?
・もし当時に戻れるなら何を改善する?
・◯◯という点について、私は△△と思うんだけど、あなたはどう思う?
・今後の課題はどんなことだと考えている?
これは全体の一部ですが、参考にしてもらえればと思います。
大学で何をやりたいかを言語化
次に大事なことは、「大学で何をやりたいのか」、つまり夢の言語化です。
大学側は独自のアドミッションポリシーを公表し、入学後も活躍できる人を求めているので、大学では何を学び、どのように価値提供できるかを整理しておきましょう。
その際には自分のこれまでの活動を振り返り、過去と現在と未来を1つの軸で繋いでおくと、より説得力が増すかと思います。
簡単な例を挙げてみます。
過去: 海外への留学を経験した。
現在: 留学を通して◯◯に関する価値観が変化した。
未来: 大学ではより深く◯◯や△△について学び、□□を実現したい。
また、大学が発表している研究や、教授の著書を読んでみるのも良いと思います。
※逆に、AO入試に落ちる人の特徴も、ある程度決まっています。
詳しくは以下の記事で解説しています。
対策はAO入試専門塾がおすすめ
このように、AO入試(総合型選抜)はボランティア経験が無くても十分戦えますが、自宅や学校で対策するのには限界があります。
なぜなら、AO受験には自己分析・志望理由書・小論文・面接といった、普通の大学受験には無いような対策が必要だからです。
学校の先生は一般受験組の対策や部活動の指導などもあるため、期待できないことが多いです。
ですので、AO入試(総合型選抜)対策をバッチリ行いたい場合は、AO入試専門塾である「ルークス志塾」の利用も選択肢の1つです。
「志望理由書の添削」や「面接練習」など、AO入試に必要な対策が充実しており、しっかりと指導を受けられる環境が整えられています。
また、講師や同じ受講生の雰囲気もアットホームとのことで、楽しく続けられる環境だと言えるでしょう。
ルークス志塾については、以下の記事でも詳しく解説しています。
より詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
また、現在、ルークス志塾では無料相談会を実施中とのことで、一度お話しだけでも聞いてみてはいかがでしょうか?
無料相談会では、以下のような質問にも答えてくれるようです。
・私の成績でも〇〇大学に受かるの?
・受かるための対策方法は?
・私に合った志望校や併願校は?
・私だったら志望理由書に何が書けるの?
・全国大会の実績がなくても受験できる?